怒野デス郎

シドニアの騎士 あいつむぐほしの怒野デス郎のレビュー・感想・評価

3.1
まずストーリー、世界観など緻密な設定の数々から、キャラや建造物、乗り物のデザインまで、この原作が米国のような分業制ではなく、一人の人間から生み出されたという事実が脅威

で、色々あったけど、最終SF版『美女と野獣』だったなという感想

言うまでもなく『美女と野獣』とは、魔法で野獣の姿に変えられた王子は、外見で人を判断せずに真実の愛を見つける事ができるのか、という物語
しかし人の外見に囚われなかったのは最初からそういう子だった美女の方で、王子ではないのが「なんか設定逆じゃね」感が凄かった
美女が醜くても果たして同じ結果になったのかなって

その点、長門とつむぎこそこのテーマを体現した、真の『美女と野獣』だ!(厳密には美男と野獣)最後ちゃんとに魔法が解けるし!

ただ無理やり2時間に圧縮したので、なんか分からんうちにピンチになり、なんか分からんけど解決してよかったなって感じ

原作とTVアニメ版を見てればそれなりに熱くなれる(というかいきなりコレを見る人はいないだろうが)