takanoひねもすのたり

ブーブルのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ブーブル(2020年製作の映画)
2.6
インド産(踊らない)ダークファンタジー。
三兄弟が全員クソ。
長男・領主、DV夫
次男・レイプ魔
三男・兄弟の中では善良だがボンクラ。

館の周囲には"森に棲む足の捻れた血に植えた魔女"の噂と、男性ばかりが狙われる連続殺人事件が持ち上がっていた。
兄の妻であり館の女主人ブーブルに久しぶりに再会したサティヤ。彼女は以前より美しく妖艶になっており雰囲気すら変貌した彼女に彼は戸惑いながら、連続する事件の犯人を突き止めようとやっきになる。

超自然的な力を得ることでしか男逹に制裁を加えられない……という設定が少し哀しい。

ブーブルの場合、貧しい実家ゆえ5歳で裕福な領主の妻になり。
しかし扱いは奴隷(足に指輪-トゥリング=人差し指に嵌めるのは奴隷の意)彼女に自由はなく、タイトル(ヒヨドリ)の通りの籠の中の鳥状態、夫の機嫌を損ねたり不興をかえば折檻は当たり前。

ブーブルは魔女ということになっていますが、インドの女神カーリーを意識しているところがあるのかも。

OPが女性器をイメージさせる花のアニメーションだったり、カメラが横にスライドしてゆき絵本のようにみえるカメラワークとか印象に残る場面はいくつか。

ヒロインのトリプティ・ディムリさんがめちゃくちゃきれいでした。
まじ妖艶、幻惑されそう。