サイレンシングのりぃのネタバレレビュー・内容・結末

子供の失踪から48時間以上過ぎれば生存率はほぼ0、これはどの映画や海外ドラマでもよく聞く話だが本作の主人公の娘は、いなくなってから5年と言う月日が流れていた。そんなに入り組んだ作りにはなっておらず観やすいミステリーだと思う。保安官とその弟の物語は別ですからね、でもこれがなければただのB級になってしまうので上手く絡めたと思う。結局娘は既に死んでいて、飲酒運転による事故で自身の娘を失った男が犯人だったわけだが、矛先がなぜ子供に向けられるのか理解に苦しむ。野蛮だがそれなら飲んだくれの親父の方を殺せばいいのではないか。結局は弱いものの命を奪うことで憂さ晴らしをしているに過ぎないし、自分と同じめに遭えばいいと言う自分勝手な犯行なのである。主人公は諦めずに探し、母親はとっくに諦め再婚、親にも色々あるものだ。亡くなっていたオチで非常に残念。あとは喉に傷を負わせる意味とは、そして娘の遺体は見つかったのか、明確にすると物語全体が締まっていい感じになると思うのだが。