“だから俺はワルを働き涙を流すのさ。”
お下劣大魔王ジョン・ウォーターズ監督とジョニー・デップがタッグを組んだ90年代ミュージカル。50年代のボルチモアを舞台にお坊ちゃんグループと不良グループの対立をキラキラした音楽と共にノリノリのダンスで描く。
“ヘアスプレー”の時は白人と黒人の対立を黒人カルチャーの魅力たっぷりなミュージカルで描いていたけれど、今回も所謂マイノリティーな不良グループの魅力が凄い。お坊ちゃんグループの歌やダンスがもうクソダサに見えてくるくらいにはいちいちビジュアルや曲がカッコいいし、特に女性陣のファッションやメイクが最高にイカしてて、横並びで歩くショットめっちゃ好きだった。
ストーリーはまじで辻褄のカケラもないんだけど(笑)、ノリノリで爆上げなミュージカルと、若かりしイケメンジョニー・デップが最後までハイテンションのまま駆け抜ける。ジョン・ウォーターズの尖ったギャグセンやっぱも好みだな。