雨宮はな

クライ・ベイビーの雨宮はなのレビュー・感想・評価

クライ・ベイビー(1990年製作の映画)
3.0
ジョニー・デップの外見とナンバーの良さで無理やり走り抜けた、ブックレス・ミュージカル。
個人的にはあまりミュージカル扱いしたくない。

設定はありがちな金持ちVS不良グループなのだけど、VSにもなってない。
不良グループはむしろ相手にしてない…。
それぞれが窃盗だの侵入だのの罪を犯すものの、金持ちグループを煽るのは最初だけ。
むしろ、金持ちグループ(ボールドウィンを筆頭とした若手男集団)の方が器物破損やらやりたい放題で、女性の扱いのひどさもお手本通りといったところ。
…面白いのはむしろその点だった。

歌い方やナンバーの作りはミュージカルではないけど、すでにある人気ナンバーを用いているわけではない。
なので、ジュークボックス・ミュージカルではない。
ぎりぎり位置づけるとしたらブックレス・ミュージカル?
雨宮はな

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