シビれる緊張感あった💦
タリバンが囲むアフガニスタン山間の谷間に作られた米軍の最前線基地アウトポスト。
基地を守る米軍部隊は54人。ここに350人ものタリバン兵が突撃した、2009年10月に実際に起きた戦闘を描く。
とにかく最後の戦闘が圧巻。実際は10時間にも及んだ戦闘を、聞き取りを通じて再現したものらしく登場人物の多くが実名。
先ずタリバン兵の一斉蜂起は朝の5時半に始まるのだが、寝ている者も多い状態。
なので寝起きで闘うのでTシャツ短パンで戦うことになる者も。
そして弾薬。弾薬が足りないと弾薬庫から運ぶ訳だが、その数十メートルと思われる距離をまさに命懸けで走る緊迫感。
勇気。仲間を助けるために自らの命をかける戦場ならではの絆。特に半ズボンで戦うカーターの頑張りは尋常でなく、とても自分には無理だなぁとw
戦い抜いた兵士の勇敢さが記憶に残ると共に、米軍基地をあんなところに作ってしまう上層部の無能さが際立つ。
だが、実際問題大量のタリバン兵が亡くなったのも事実。
彼らが何を思い、何故そこまで至らせたのか、もう少し側面が分かると嬉しかったかも。。
