けーすけ

AVA/エヴァのけーすけのレビュー・感想・評価

AVA/エヴァ(2020年製作の映画)
2.9
アルコール依存症から立ち直り、兵士となった後に暗殺者となったエヴァ。冷徹に標的を暗殺してきたが、殺す前にターゲットが殺される対象となった理由を聞き出そうとしていた。そんなエヴァの行動が組織から問題視され、エヴァを始末すべく組織のトップが動き出す・・・





強く美しい女性が暗殺者というベタな設定。
ただ敵対する組織から狙われるとか、めちゃめちゃ強い敵キャラが出てくるといったような壮大な展開は無く、終始内輪でチマチマやってる感じで誰にも感情移入できなかった。


エヴァもアルコール依存症だった過去からグループカウンセリングを受けていたり、疎遠になっていた妹や病気で入院した母親に再会するといった話を交え、人間味がある部分を描こうとしているようだったけど、どうしても数十人を暗殺してきたという人物像とのギャップを感じてしまったところ。

また、銃撃やアクションもそこそこに激しいけど、ヒヤヒヤするようなシーンも特になく淡々と進んでいき盛り上がりに欠けたまま終わりを迎えた印象。
終盤の追走(?)劇は「え?そんな逃げ方?え?ええ??」となったほどにヌルくて違った意味でビビったシーンでした。


コリン・ファレルやジョン・マルコヴィッチといったクセある役者陣もうまく使えていなかったような…。
しかしながらエヴァを演じたジェシカ・チャステインの美貌が眼福。
そしてコリン・ファレルが演じるサイモンの娘役カミールとして出ていたダイアナ・シルバーズの存在感、出番は多くないものの随所でキラリと光っていたのでその点は良かったです。


2021/10/24(日) TSUTAYA DISCAS定額レンタルにて鑑賞。
[2021-083]
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