2021/10/10鑑賞。69点。
〈見所〉
ニコラス・ケイジが出演兼製作した映画としては【ロード・オブ・ウォー】以来の良作。
腹が出た髭面という清潔度0のケイジが、エナジードリンク飲みながら好き放題のバイオレンス。ケイジが演じたのはセリフ0の役柄なので、何を考えてるのか・どんな過去があるのか全くわからない‥が、少なくとも50人ぐらいは軽く殺してるんじゃないかという狂気フェロモンが漂ってる。
90年代の映画で最高の演技をした「俳優ニコラス・ケイジ」がカムバックした！
〈あらすじ・ネタバレあり〉
田舎道で青いカマロを乗り回す男(演. ニコラス・ケイジ)。
道に仕掛けられたスパイクトラップに引っかかり、車のタイヤがパンクする。
スパイクトラップを仕掛けたのは、後ほど出てくる不良少女のリブ。リブとしては、自分の暮らすヘイズビルにある遊園地【ウィリーズ・ワンダーランド】に来させないために仕掛けたのだろうが、この手口では整備工に出会ってしまい、結局【ウィリーズ・ワンダーランド】行きになってしまう…。
通りがかった整備工に助けられ、車の牽引と修理をしてもらうが、男は現金を持ち合わせていないため支払いができない。
そこで整備工が、ある提案をする。
「テックスという人物が田舎町のヘイズビルに【ウィリーズ・ワンダーランド】という遊園地を建てている。そこの清掃員として働くのはどうか？」と。
要は、清掃員として1日遊園地で働けば、テックスが車の牽引費用と修理費を肩代わりするということ。
テックスと接触した男は、【ウィリーズ・ワンダーランド】の清掃業務を引き受けることに。
【ウィリーズ・ワンダーランド】には、名物であるアニマル・ロボットが暴走して、客を殺した過去がある。
1996年に連続殺人鬼ジェリー・ウィクスによって建てられた【ウィリーズ・ワンダーランド】。
ウィクスは7人の部下と共に、【ウィリーズ・ワンダーランド】の客を殺害し続けた。そんなことをすれば当然警察に目をつけられ、ウィクスと7人の仲間は逮捕されることに。
しかし、8人は警察の突入前に黒魔術を行なって自殺し、その魂をアニマル・ロボットに憑依させた。
アニマル・ロボットを破壊しようとした者や【ウィリーズ・ワンダーランド】を解体しようとした業者はこれまで全員食い殺された。それどころか、【ウィリーズ・ワンダーランド】の閉鎖により人が食えなくなったアニマル・ロボットは、ヘイズビルの町に繰り出して住人を食い殺すようになる。
そこで保安官のルンドは、町の外から人を調達してアニマル・ロボットに差し出すことで、住民が食われないように守っていた。
調達係は、ルンドのほか、テックスと整備工。
(ニコラス・ケイジ演じる)清掃員はダチョウのオジー、ゴリラのガスに襲われるものの、特に怯むことなく撃退する。
ルンドの娘で不良少女のリブは、友人5人と【ウィリーズ・ワンダーランド】を焼き尽くそうとする。
リブたちは、【ウィリーズ・ワンダーランド】で行われている殺人を知っており、放火は凶行を止めるための手段。
※ただし、ルンドが【ウィリーズ・ワンダーランド】に生贄を差し出してることは知らない。
不良6人は【ウィリーズ・ワンダーランド】に侵入するも、餌が増えて大喜びのアニマル・ロボットたちは次々と襲いかかる。
リブ以外の不良は全員殺される。
不良の1人が、死ぬ直前にルンド保安官に通報をしており、その通報内容から娘・リブが【ウィリーズ・ワンダーランド】にいることを知る。
おやすみナイト、ワニのアーティを殺すものの、駆けつけたルンドによって清掃員は拘束される。
ルンドは、アニマル・ロボットを倒すよりも清掃員を生贄として差し出す選択がベストと考えたのだ。
ルンドは、リブを部下に連れて帰るよう指示し、自身は清掃員が死ぬのを見届けることにする。
しかし、清掃員は拘束されながらも、カメレオンのキャミーと妖精のサラを倒す。
残るは大ボスのウィリーのみ。
※亀のティトという殺人アニマル・ロボットは、リブを追ってきたところで反撃されて倒された。
ウィリーは、ルンドの体をバラバラにして殺す。
清掃員は自作の武器で武装すると、ウィリーとの直接対決に臨み、ウィリーを撲殺する。
生き残った清掃員は、約束通りテックスと整備工からカマロを返してもらう。
清掃員は、自分の無事を確かめに戻ってきたリブを助手席に乗せ、愛飲するエナジードリンクを渡してヘイズビルを出る。
カマロで田舎道を走っていると、リブが倒した亀のティトが瀕死でまだ生きていたので、轢き殺す。
ヘイズビルには平穏が訪れたと思われた…。
しかし、死んだと思っていた妖精のサラが、実は生きていた。
妖精のサラは、テックスと整備工が一緒に乗る車を爆発させ、自分も巻き込まれる。
※妖精のサラが死んだかまでは、はっきり描かれてない
