ちろる

18歳の"やっちまえ"リストのちろるのレビュー・感想・評価

18歳の"やっちまえ"リスト(2020年製作の映画)
3.5
パパやママの18歳までの子育てリストがあって、その通りのレールを品行方正に進んできた主人公の青年。

ぶちまいた苛立ちが一人歩きして、いつのまにかインフルエンサーになってしまった。
そんなつもりはなかった。

おかげで先週まで手に入れてた全てのものが今は何もない。
ほんとうは、彼のせいだけじゃないのに全部被って、有名大学への進学の道もパー。
壊れる時はあっという間なのだ。
でも、この爆発はくるべきして来た爆発なのかも?

システムに合うように夢を調整していたあの頃は過ぎ去って、今はある意味フリースタイル。
彼はここまでしなければ自分自身を見つめるきっかけなんかなかったのかもしれない。
このくらいの年代で自分の人生を生きることって非常に難しいけど、これくらい若いうちに本当の自分に出会わなきゃ、その後の歪みの方が本当は怖いんだよね。
『恐怖』は未来の夢を阻むから、恐怖は早めに取り除くのが勝ちなんだ。

子供がどう見られるかで自分の価値を測るようになった親はFU※K it!
セレブ家族であればあるほどこういうのって普通なんだろうな。

一時はどうなることかと思ったけど、結局収まるべき所に収まった主人公、ご都合主義な気もするけど、まぁいいか。

もし、私も18でやっちまえリスト作ったならどんなふうに人生変わってるんだろ?
ちろる

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