この映画は、ただ単にジェイクと別れを切り出したい彼女の話...ではない!!!
ジェイクの実家に訪問したシーンから、
時系列が異なった描写、昔の写真、地下室の絵や詩など、2人が同一したような違和感に溢れている。
車での会話もどこかあやふやなようで、
かと思えば議論が始まる。
時折挟まれる、学校の用務員は誰?
学校のカーストを表したようなアイスクリーム屋の女の子達。
学校に入れば用務員と立ち会い、
ジェイクを見つければダンサーがミュージカルを初め、ラストはチープな表彰式で絶賛されるジェイク。
そして、積もる雪と埋まった車。
頭がちんぷんだったので、
監督の言及に基づいた解説を何個か見て、やっと噛み砕けた。
これ初見じゃ難しいな?!
分かりにくいが、ジェイクの負の過去(カーストや承認欲求)がメインの映画だけど、
個人的に、前半の気味の悪い家族と拭えない違和感はゾッとするものがあったから、
ジェイクと彼女の間に事件性があって、
(実はストーカーでミソジニー的な側面もある)
それが妄想とか幻想で繰り返されてる系の映画だったら逆に好みだったわ...
やっぱり学生時代の陰の部分を引きずってる人いるよね...
アイスクリーム屋の3人めの女の子はジェイクとの学生時代の立場の現れかな。
最後の豚は、ジェイクの安楽死 = 自殺 を示唆してたのかな。インパクトのある画面だった!!
作品自体、時系列が飛んだりするし、
車での対話のシーンがかなり多い上に、
会話全体の流れはちぐはぐで
観るのにかなりエネルギーを使う。
途中からは何故かミュージカルが始まるし、
実家の食卓の雰囲気と、認知症気味と両親との対話は気持ちが悪い。
終わらせたのは、自分を満たす都合のいい妄想と自分の人生だったのかなぁ。