ハマジン

もう終わりにしよう。のハマジンのネタバレレビュー・内容・結末

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

人生初ネトフリ。映像がすべて「判じ物」の役割に奉仕してる印象を受け、あまりノレず。

チャーリー・カウフマン映画の大きなインスパイア元、よく名前が挙がるリンチやベルイマンよりも、むしろアラン・レネではないかと常々思ってたのだけど(脚本を手掛けた『エターナル・サンシャイン』はモロに『ジュ・テーム、ジュ・テーム』だったし)、今作は構造が『プロビデンス』とほとんど同じで驚いてしまう。双方「脳内」の映画。『プロビデンス』ではある老作家の回想と妄想がごっちゃになった映像が延々映し出されるのに対し、今作ではそれが「高校の清掃員」なところがミソで、カウフマンらしい「侘しさ」と「人生への悔恨」に満ちた作品になってる。「わけ分からん映画」ではないと思う(アンナ・カヴァン『氷』への言及は、正直作品の仕掛けを分かりやすく提示しすぎなのでわ……と逆に思ったり)。
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