すいかのたね

樹海村のすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

樹海村(2021年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

これは何?

樹海村じゃなくてコトリバコやんけと途中まで思ってましたけど、樹海人間とかの方がタイトル合ってるんじゃないの??
まあそんなタイトル付けたら始めっからギャグ映画だってバレちゃいますけどね…いやギャグでもないというか意味が分からない…これを1本の作品として世に出す度胸が凄いと思う。そんな思いを抱かせてくれる映画でした。

いや本当に何だろうまずコトリバコが突如現れるところからまずハテナ?なのですが…うーん…元々何で安達祐実宅に現れたんだあれ…。

まあ呪いというものは理不尽だからで、まあ良いとしても…樹海に捨てられた人々の呪いで、今度は樹海の外の人々に災いを起こしてやろう…って考えたワリには効果弱いなコトリバコ…いやまあ狙われた一家は確実に死んじゃうけど、樹海の人々の呪いを託したBOXのワリにはしょっぱい成果っすねみたいに思ってしまう…。

というか口減らしとはいえ村作って生計立ててたなら、外を呪うより生きるのに必死になるんじゃないの?…いや村が本当にあったのかも分からないというか、村の跡地っていうか家の残骸や、火や食生活の跡や、生活感の欠片すらないんだけど…。
大体村にいた人たちはどうなったんだ?
皆コトリバコ作ってワーイってそれで喜んで樹木になったの??
ていうか何で樹木になれるの???
ノロノロやってきて樹にしちゃうぞーってそもそも怖いかそれ????
少しくらい感情移入できるように、村の人らの厳しい生活風景とか映してよ!

話自体も無駄にメンドクサイし場面ぶち切りが多すぎる…。
特に冒頭…拾われた姉妹は実は主人公姉妹だったのか!って…分かんないよ…いや分んないように作ってるんだろうけど、分かんないよ!!
國村隼が演じる樹海の捜索者?の存在が冒頭に映って以降、中盤まで姿現さないので本当にいたことを忘れてました…つか國村隼が作中で歳とった様に感じられないから「えっ冒頭のアレ過去だったの?」が驚きというか…歳とったように見えないんだもん…そりゃ分かんないよ!!!と関心というよりツッコミどころとして印象に残ってしまいました。
ていうか國村隼の役所はちゃんと説明してくれ、人攫いか自殺幇助的な何かかと思ってたわ...それ含めてのミスリードなんでしょうけど...。

あと響ちゃん、どうせ燃やしてもコトリバコは消えないだろうから、一応火がどうなるかくらいはちゃんと見届けて帰ろうぜ…オイルかけて火をつけて放置は、そりゃあ恨まれてもしょうがないよ…そういや寺のおばさんどうなったんだろ。

一から十までツッコミ所満載で本当に酷かったです…作品に沿って、順を追って話を解説するのが異様に難しい…それくらい支離滅裂でした。
改めてですが、単にコトリバコを題材にした作品で良かったんでは?

ある意味一見の価値はあると思います!
すいかのたね

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