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リベンジ・ガンショット 非情の追跡者のHKのレビュー・感想・評価

3.7
アマプラで見つけた新作西部劇(と言っても2016年製作)を観賞。
たぶん日本劇場未公開。
近年は新作ウェスタンというだけで貴重なので、中身はさほど期待せずに観たところ、これが意外やなかなかの拾い物。

相変わらず邦題は安っぽいですが、原題は“Traded(トレード)”
本作の場合は西部での娼婦の人身売買を指しています。
牧場で幸福な生活を送っていた家族に運命のいたずらで次々と不幸が。
元ガンマンの主人公は再び銃を手にして失踪した娘を捜すため街へ・・・

主演はあの『ストリート・オブ・ファイヤー』の“トム・コーディ”ことマイケル・パレ!
この時58歳ですが、堂々主役の作品を観るのは『ファイナル・カウント・ダウン』以来かも。B級アクション映画を主体にまだ現役で、もはや言われなければ誰だかわかりませんが、タフガイでなかなか良い面構え。

そして妙に渋い年老いたバーテンダーの顔に見覚えがあるなと思って観ていたら、アッ、なんとクリス・クリストファーソン!(この時80歳)。
これまた私としてはかなりのお久しぶりで『ブレイド3』以来だと思われます。
老齢ながら本作をピリリと引き締める貫禄の役どころ!

こういう、手を抜かず丁寧に撮られた新作ウェスタンを観ると嬉しくなります。
まだまだイケるじゃないの西部劇!
監督はティモシー・ウッドワード・Jrというまだ30代の兼俳優とか。
こういう若手に是非もっと西部劇を盛り上げて欲しいものです。

ところでアメリカ製西部劇の家庭料理に出てくるパイはいつも美味そう。これはマカロニにはない要素かも。

ゲッ、filmaの平均点低すぎ・・・
HK

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