虎舞羅ーコブラー

グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION スターゲイザーの虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

5.0
遂にレビュー400本目突入!
思い入れある作品をチョイスしたく、先日購入したこの作品に。私個人としては、☆5.0も惜しくない程の傑作でした!

ポスターに写っている少女、獅子ヶ谷桐花(トーカ)と九真城恵(グミ)という二人の狙撃手に焦点を当てたシリーズ第三話。
警察や自衛隊が対応出来ない組織犯罪などを、秘密裏に処理する部隊の少女たちの活躍に目を奪われます。そしてこのシリーズの売り、重厚なガンバトルとリアルな音響も健在でした。

今作では狙撃手トーカの悲しき過去、そしてグミの恩師でありトーカの友人であったシホの仇討ちが展開されていき、終盤は何度も涙を流してしまいました。
実は私、先週に鑑賞した「イングロリアス・バスターズ」から映画をまともに見れていませんでした。特別忙しかった訳ではありません。学校の環境が大きく変わり、その中で神経をすり減らしていたからです。そしてつい一昨日までは鬱病の症状が出ていました。ですが、家族の言葉から気持ちが軽くなり、GW終わりの再開に向けて立ち直ろうとしていて、この作品を鑑賞したんです。
大好きなガンアクションという事もありますが、何よりも今の私には“トーカとグミが過去と向き合う姿”に、心を打たれました。私はズタボロになっていても、彼女たちは強く生きている。彼女たちから「強く生きろ」、と励まされているようで。
辛くなったら、こうやって好きな作品を見よう。そう決めたと共に、改めて“映像作品”の偉大さを痛感しました。一人で潰れてちゃダメだ。そう励ましてくれる何かが、映画やアニメなどにはあると思うんです。この事を、何があっても忘れずに前に進んでいこう。そう思えました。