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マダガスカルの冒険のtakのレビュー・感想・評価

マダガスカルの冒険(1944年製作の映画)
2.9
第二次世界大戦中、英国情報省製作でヒッチコックが監督した短編映画。マダガスカル島に住むフランス人は、自由フランス軍に味方する人々と、親独であるヴィシー政権派が対立していた。映画はその対立を一人の弁護士の行動を通じて描いている。演じているのは、イギリスに亡命していたフランス人俳優による劇団。

当時、フランス領だったマダガスカル島は、ドイツが侵攻しようと狙っていた。マダガスカルの政府はヴィシー政権寄りだった為に、反旗を掲げる人々がいて、侵攻するドイツに味方する日本とイギリス軍が激突したこともあった。映画でも政権側の警察と弁護士のやりとりが続く。

映画のラスト、イギリス軍が上陸してくるとの報を受けた警察署長が、親独を示すものを隠すために慌てて部屋の模様替えをする様子がユーモラス。
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