このレビューはネタバレを含みます
主人公が髪振り乱してフラれた〜って帰って来た瞬間、流れるように毛布でくるんで、ティッシュやポテチやDVD、ワインのボトルを集めてきて、両隣りでぎゅって抱きしめる女友達。
あぁこれいつものルーティンなんだろうな、でも彼女たち、一緒に住んでても、そうやって何度傷ついて帰って来ても、慰めるのに手を抜かないところ、めちゃくちゃ羨ましいなって思って見始めた。
とってもご都合主義なラブコメなんだけど、こうやって主人公が泣いたり笑ったりして周りの人からどうしようもなく愛されて幸せになっていく映画を、時々は摂取しなきゃ。
自分に優しくできないときに見て、癒されたい。
そして、失恋しても、ひきこもりの無職になっても、主人公の自己肯定感は高い。
それも含めて羨ましかった。
ドウェインの彼にありがとうと言われるシーンなど、じんわり涙が出た。
ロッカーの奥の秘密のバーや、直されてホテル内に置かれたソファの色がおしゃれで好きなのよ。
どこかで見た顔だと思ったけど、ビリーなのは、最後まで気づかなかった。
ラブコメなので、ギャラリーに関する展開やSNSのフォロワー増加、主人公の生活費等、現実には目を瞑ることにした。