このレビューはネタバレを含みます
いつでも恋に一生懸命な主人公ルーシーの部屋には歴代彼氏達の想い出の品がいっぱい。
順調に付き合っていると思っていた彼氏に裏切られ、仕事も失ったルーシーの前に偶然居合わせた1人の男性。
その男性と一緒に恋の想い出の品を展示するギャラリーを始める…。
女は上書き保存だと思っているから少し主人公の気持ちに入り込むのが難しかった。
失恋でなかなか捨てられない品、いつまでも前の恋を忘れられない人達にとってこの寄贈はスッキリするものなんだろうか?
失恋のギャラリーを軸に置くのであれば一人一人のエピソードをもう少しオムニバス感で深掘りする、寄贈に寄って乗り越えていく様と、主人公の自分の失恋の品への執着の乗り越え方などを丁寧に描いて欲しかった。主人公の気持ちにそぐえなかっただけかもだが、最後の盛り上がりに欠けるかな。