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東京バタフライのtoshiのレビュー・感想・評価

東京バタフライ(2020年製作の映画)
4.0
学生バンドのスコア。4人組のバンドでメジャーデビューが決まるも問題発生。結局デビューできず解散し、それから6年後のお話。

バンド絡みで且つあらすじから内容気になったので鑑賞しました。解散してから6年とはいえまだまだ若いメンバー4人。4人の今までと今ってどうなっているんだろうと気になるも非常にあっさりした内容。何故こんな薄味に?と思いまながら最後に刺さる何かがあるか期待しましたが最後まであっさりでした。でも何かリアルなんですよね。バンドでメジャーデビュー決まる人生ってその後も何時もドラマティックかって言ったらそうではなくて、スコアのメンバー4人のバンド解散後の特になにもない6年後が一般的で普通なのかもと思いました。

尚、演奏シーンが殆どなくてちょっと残念でした。白波多さんがミュージシャンだけに、音は別途充てても他メンバーがバンドとしてちゃんと演奏している画は欲しかったです。

メジャーデビュー決まった後にデビューせずに解散って、相当ショックだろうし振り返りたくもないと思いますが、少しづつでも前を向こうとしているメンバー4人の今は良かったと思いました。但し、メジャーデビューさせた事務所のプロデュサーだけはいただけない!デビューの際にメンバーに提案した事、そしてその事について6年後にメンバーでギター担当していた仁に語る事。何を今更!それはないな!と、そこだけは感情的になりました。

バンドって、どんなに大人しい人でも自分のパートに拘りがあるので、自分の言いたい事を抑えて仲良くやろうって出来ないんですよね。絶対何かでぶつかってそれを繰り返し、それでももう限界ってまでは共にします。
組んでいたバンドで後に加えたメンバーが、Liveの回数を重ねていくと徐々に自分の意見を口にしはじめて・・・。意見は良いのですが明らかに私の作ったバンドに合わない意見なんです。自分で他のバンド作ってやった方が良いと伝えましたが自分では作れないからか辞めてくれず。なのでクビにしました。
好きなことをみんなでやり続けるってホント難しいです。だから長年メンバー変えずやっているバンドって、プロ素人関係なく凄いと思います。

【余談】
もう一つ凄い事。
今年2月まで戦隊ものでキラメイジャーのブルーを演じいた水石亜飛夢さんがギターの仁役を担当。なかなかのイケメンですがキライメイジャー後もTVや映画でご活躍が嬉しいです。尚今年終了したばかりのスーパー戦隊シリーズですが、キラメイメンバーのキャスト陣が早くも色々とご活躍というのは凄いと思います。特撮出身の役者さんは沢山いらっしゃいますが、活躍が目立つまで時間を要します。ただキラメイメンバーは今作の水石さん、グリーン演じた新條由芽さん、そしてピンク演じた工藤美桜さん
は早くも日曜ドラマMERでご活躍、レッドの小宮璃央さんも11月からのドラマで主役を担当。
戦隊終了で1年も経たないのにご活躍が目立つのはホント珍しいです。
イエロー、シルバーも赤、青、桃、緑に続いて頑張れ!
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