愛すべきオッサン達しか出てこない作品。
我が麗しの妖精、エルたんことエル・ファニングも大好きだけど、「哭声 コクソン」を観て以来、中年期真っ盛りの韓国の名優クァク・ドウォンも好き。この、妖精とオッサンの両方が好きっていうのはどういう事なんだろう？
フィリピンに、人生初の海外旅行で家族と訪れた田舎警察の刑事ビョンス（クァク・ドウォン）。地元の犯罪組織が起こした事件に巻き込まれ、殺人事件の容疑者になってしまったビョンスは故郷の後輩マンチョル（キム・デミョン）と事件の真相を追う事に—— 。
異国の地で早速、現金もパスポートも携帯も盗まれる、散々っぷり。
冒頭に申し上げた通り、オッサン達しか現れない。ヒロインとか美女とか、そんな概念は何処かに忘れてきた模様。
見事に禿げ散らかしてくれているキム・サンホも出ているし、オッサン祭りに拍車が掛かるぅ！！
オッサン達は大して動けないけど、ボディガードとして雇われたフィリピン人の素性もわからない2人組が、見た目に反してめちゃんこ強くてウケる。
何度も騙され裏切られたりしながらも
最後は信じてしまう。オッサン同士の友情。見た目は汚いけど、美しい友情。
まぁ、これぐらいの面白さだろうと思ったら、想定通りのそれぐらいの面白さだけを届けてくれる作品。間違っても美人のヒロインを期待する方はご覧になられない様に。オッサン達のみの出演なので。
