あやの

私をくいとめてのあやののレビュー・感想・評価

私をくいとめて(2020年製作の映画)
3.7
衝撃の事実なんですけど2020年、一度しか映画館に行ってない。しかもキャッツ。
こんなんじゃ年越せないよ!と足掻いたものの予定が合わず年が明けた。屈辱…。

気を取り直して新年一発目の映画、それも映画館。
これだよこれ!こーゆーメンヘラ?女もの、映画館で観るに限る。もしくは家で一人で。
明るい中で複数人で観てしまうと映画の人物や起きてる事象と距離が置かれてしまうから、映画とタイマン張れず、正しい味わい方ができないと思ってるんですが。
今回、ちゃんとタイマン張れて良かった。

大九明子のこじらせ女の恋愛もの、て時点で観なきゃ、てなってたけど原作もまた綿矢りさなんですね。
個人的には勝手にふるえてろのが設定も話も役者も響いたし好きだけど、今作もその主役と同等かもしくはそれ以上のメンヘラ?女。

あと今作のが割と先まで描いてくれてるし前途多難感がそんなにないってか。

共感できたりできなかったり、このシーンこんな演出いる?時間かけすぎじゃない?意味ある?もまぁあるんだけど、
なんつーか上手く言えないけど観てる間、割と心地良いんだよなぁ。

のんのAとの会話の声の出し方が好きじゃないんでちょっとのん無理かな…と思ったものの全編観たら上手いのかなぁそれも、と思えた。
のんが泣くシーン、橋本愛が泣くシーン、それぞれ泣いてしまったし。

林遣都は外見はおっさんずラブの時みたいなんだけど、もっと男の子っぽくなってて無邪気さ図々しさがちゃんと出てた。

Aの声、あの人かなって思ったけど日頃声が嫌いで(笑)、にしてはもっと落ちつく良い声だな少し高い?てなって声張り上げる所では完全に誰か分からなくなってあの声優さんかな!てなったらやっぱりあの人で正解だった。
なんか悔しい、良い声じゃん…笑
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