ジンロク

私をくいとめてのジンロクのレビュー・感想・評価

私をくいとめて(2020年製作の映画)
3.8
「甘いお酒でうがい」鑑賞後、大九明子監督作が気になり鑑賞。
今回はなんといっても脳内会話。脳内会話を積み重ねながら自律を保っているアラサー女子をのんが好演してます。とくに今回は、橋本あいとの共演部分も多く、「あまちゃん」フリークとしては嬉しい限りです。
大九監督は、主人公周辺の人物造形が素晴らしい。上司・同僚・気になる異性・友人など。起用に立ち回れない不器用な主人公が、周囲の人たちと関わりながら頑張っている姿が好きです。不器用な人ほど誠実に生きている気がして、適当に立ち回って生きている自分を反省してしまいした。
何かが解決していくお話しではないけど、この後の展開を好意的に想像してしまう作品でした。原作読みたくなりました。
大人の事情で、のんさんは地上波民放ではCM以外見かけませんが、NHKや映画・舞台の世界でしっかりと活躍されていますよね。逆に芸能事務所に忖度しつつ仕事してる民放各局が、まったく面白い仕事が出来てないのが情けない。時代が変わってきてることを早く認識しないと、日本的芸能界は立ち行かなくなる、などと偉そうなことを思ってしまいました。
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