ねこまるキャット

私をくいとめてのねこまるキャットのレビュー・感想・評価

私をくいとめて(2020年製作の映画)
3.6
『億劫』×『共感』
脳内に相談役Aがいる30代女子のラブコメ映画。

あらすじを見る限り、脳内の天使と悪魔が囁き合うみたいな作品かと思ったら、多重人格っぽい話で、どういうスタンスで鑑賞すればいいのか結構戸惑う。

まず相談役Aが男性なのに戸惑い、終始Aがいるというのを徹底する訳でもなく、脳内設定がなくても成り立つんじゃないかとか思ったり。

一人遊びが好きでありながら、たまに寂しくなるも、人とは壁を作る主人公の性格はかなり共感出来る点が多かったのですが、なんだか最後まで脳内設定がしっくりきませんでした。

しかしのんの演技を堪能出来た点はとても良かったです。

この作品の主人公の思考には物凄く共感出来るんですが、なんだかあまりこの恋愛が上手くいくとも思えずモヤモヤ。

結婚より先に同棲、同棲より先にドライブ。
車ほど性格が出るものはない。