藤井道人監督、2013年、31分。
カナタ、マサシ、ヒカリ。保育園からの幼馴染3人。マサシは自らの勤務先の工場長に、カナタも雇ってくれるよう頼み込む。
これを受け入れてくれる工場長。この人がめちゃくちゃ善い人、信じられないくらい善い人。「この町の父親はダメな奴ばっかりだ」みたいなことを工場長が言うんだけど、本当に善い人すぎるもんだから、「それ分かってるなら住み込みにしてあげてよ」ってなんか逆に腹が立ってしまうくらい。
カナタは他の人たちと同じようには喋れない。でも一生懸命考えて、一生懸命生きる。彼が間違ってるかどうかなんて、誰が判断できるのか。
藤井監督らしい弱さ狡さ狂気と、なんら解決には結びつかない優しさを同時に感じられる。
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