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僕と頭の中の落書きたちのetcetranのレビュー・感想・評価

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)
4.1
アダムが本当に良い子だった。
自分は厄介な子じゃなく、ちゃんと母からポールからも愛されてたことに気づける、受け入れられる素直さが可愛いかった。
他の肉体の病気と違い精神疾患は警戒される辛さがある。
病気にどっちがマシだなんてないけど、統合失調症は難しい病だけに尚更。

病気だけじゃなく自分の欠点、弱点など人にさっさと曝け出して周りの協力を得たほうがいい。
だけど!知られたくない。隠したい。隠してるうちにそんなもの克服してしまいたい。同情されたくもない。他人の反応も怖い。それが人というもの。
アダムは卒業式で曝け出してみせた。
凄い勇気だった。これが僕です。こんな僕とこれからもどうにか付き合って行きますという決意だった。
病を抱えててもアダムは完璧な存在なんです。感動しました。
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