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僕と頭の中の落書きたちの125のレビュー・感想・評価

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)
3.7
統合失調症と診断された高校生の苦悩と恋と未来を描いた物語
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日々の生活を送る中で、主人公アダムの中には幻覚で見える3人がいる。
そして、目には見えない声だけで迫り来る幻聴。
症状を抑えたいために薬を飲むものの、
副作用に苦しみ、自分の大好きなそして夢の道でもある料理もままならない。
そして、好きな人や、家族にも当たってしまう。
彼の未来は?
最後にとった行動は、、。
幻聴、幻覚には打ち勝てるのか。

この病気について初めて知りました。
自分には何も見えないし聞こえないから、
その苦しさを理解してあげることができないので、自分との闘いなのか。そして、いかにその病気と向き合うこと、受け入れることなのか。難しい…

病気であろうとなかろうと、
自分に打ち勝つことってなかなか難しいですよね。アダムの葛藤もリアルだし、逃げたくなるし、知られたら皆周りからいなくなるんじゃないかと言う恐怖もある。
特に高校生ですし。
また、親の接し方も難しいですよね。
家族の在り方、ワンチームの強さを本作で目の当たりにしました。

見て良かった!
苦しいだけじゃなく自分も頑張ろうと勇気をもらえる作品でした。


2023-7
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