リュダ

僕と頭の中の落書きたちのリュダのレビュー・感想・評価

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)
2.2
「ガン患者のことは、大勢が助けようとしてくれる。なんとか夢を叶えようとしてくれる。でも統合失調症の患者には誰も関わってくれない。だから僕らの多くは路上で暮らし、空に叫び死を待つだけ。夢を叶えてもらえない」

「彼らは何が現実か教えてくれる。一人じゃ混乱する時にね。助けを受け入れればそこから全てが始まる」

「今の医学ではこの病気は完治しない。付き合い方を変えるしかない」

アダムのセリフが響いた。

お母さんの「すべてあなたのためでしょ。何もかもあなたのためにやってる。〜〜苦しいのはあなただけだと?病気に影響を受けているのはあなただけじゃない私がこんな人生をあなたや私に望んだと?」も刺さった。
本人も戦っているけど、周りも影響を受けてもがいている。もちろん本人にしか視えないし聞こえないけど、機微に感じ取りサポートする事は出来る。でも、どこまで本人が周りを信じて頼って隠さず伝えられるかが大切だなとも思う。他人事だから言えるけど、当事者になれば親でも担当医でも私は全部は話せないだろうな…

ポール含む家族や、マヤ、神父さんと周りの支えがとても心強い。学校に告解室あるの良いなあ〜カウンセリング室より秘密守られる気がする!

前の学校のコップ投げてアダムに当てた人、それ以降登場しなくて良かった…仕返しに来るかとヒヤヒヤした。

ポールの手紙に突き動かされて、その足で卒業式へ乗り込んで舞台に上がってスピーチするなんて乱入もいいとろだぞ…普通もっと乱入者に対して騒然とした空気になるだろうに静かさに違和感があった。

しかし、チャーリー・プラマーすごい美人さんだ…お顔キレイ。配信終わる前に観れて良かった。
リュダ

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