おまつ

チェルシーが考える: 私と白人特権のおまつのレビュー・感想・評価

3.6
日本でも民族的ミックス、海外生活でもマイノリティーな自分からすると常に自分が迫害や差別の対象に成り得る要素を持っていることを意識しているのと同時に、マジョリティが持つ特権についても考えているつもりではいるけど、アメリカ史の場合は度が超えている上に根深い問題なので一色単には出来ないのが難しい。
主人公がコメディアンなので明るいトーンでこのタイプの他のドキュメンタリーとは違い気軽に視聴できる。
討論会に出てきた女性が言った「この番組も白人特権によって作られているものでしかない」が印象的。
ただ白人の人権活動家って黒人だと嘘ついていたレイチェルみたいなのもいるし、本気で問題に取り組んでいてもその心理を考えるとどこか偽善じみてしまう面も否定できないので本当に難しい問題。
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