アフリカのテロ組織から人質救出のために奮闘する傭兵のサバイバルアクションドラマ。
ミーガン・フォックスが主演、フィリップ・ウィンチェスターやジェシカ・サットンらが共演。
サム（ミーガン・フォックス）が率いる7人の傭兵部隊は、テロ組織に誘拐された知事の娘を救出するために、アフリカの武装勢力のアジトを襲撃する。
知事の娘と一緒に捕らえられていた二人の娘も確保するが、テロリストによって迎えにきたヘリコプターが撃墜されてしまう。
傭兵たちは娘らと空き家に逃げ込むが、そこはライオンの繁殖施設だった。
逃げ出したメスライオンとテロリストが次々と傭兵たちを襲う。
果たして生き残るのは誰か？
前半は銃撃戦や手りゅう弾攻撃、地対空RPG戦、カーチェイスなど派手なアクションが繰り広げられ、後半では、闇夜に紛れてライオンやテロリストが襲いかかり、一人また一人と殺されていく。
VFXで描いた暗闇の中でのラインの襲撃にハラハラです。
ライオンのほかにワニやゾウも登場し、ストーリーを盛り上げます。
一方、人質の少女たちが高飛車でうるさい。
こんな我儘な少女たちのために命を懸ける傭兵たちが気の毒に思えてしまう。
作品最後にメッセージが流れるが、本作品からはその趣旨が響いてこなかったのが残念。
実際に2019年にアフリカでは1万2千頭以上のライオンが合法的に劣悪な飼育環境で飼われていた。
狩りの獲物や医療、食肉のために殺されているという。
作品の最後には、恥ずべきことであり、止めるべきとくくっている。
2022.10 地上波・テレ東で鑑賞（午後ロード・吹替：山田裕子 訳）
