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アル中女の肖像のrollのレビュー・感想・評価

アル中女の肖像(1979年製作の映画)
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かっこいい。片道切符でやってきたベルリンで、着飾った女が所構わず無言で酒を飲みまくるのを見るだけで何か胸がすく感じがする。主人公とホームレスの女との紐帯も最高。『フリーク・オルランド』にも出演の小人の俳優が登場する象徴的なシーンたちが謎めいていて気になりっぱなし。ドレスの鮮やかな色に加えてコニャックグラスを割る音、ハイヒールの靴音も印象的。
地味に目で追ってしまうのが主人公についてまわり、アルコール依存性についていちいち解説してくる女性3人組(統計・社会問題・良識)。うざったいけど、役者さんと衣装がかわいくて憎めない…
オッティンガーのベルリン三部作のなかでは一番時間が短く見やすい印象。
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