甲冑

アル中女の肖像の甲冑のレビュー・感想・評価

アル中女の肖像(1979年製作の映画)
4.5
オスカー・ワイルド先生を読んでないので何とも言えんが社会主義国の孤島70年代末・西ベルリンの飲酒観光は普通に楽しい。戦争跡残る街並み、壁、ドイツ外の文化流入、戦後世代の反動…と時世柄色々入り混じってやたらアート力が強いのだが、然もありなんウルリケさんはミュンヘン美術アカデミー出という事でマラリア!ほどにはアンダーに行かない感じというか洒落ている。女子になってタベアさんの衣装とメイクをきめて酩酊してみたい(帽子とかインナーとかコーデが気になりすぎた)し、フォルカー・シュペングラーの13回新月クロス感がまたお洒落。この日はシブ先生による行き届いた解説付きでありがたかったけどディー・テートリッヒェ・ドーリス、ニナ・ハーゲン、タンジェリン・ドリーム(ドラマー)とご存命なら完全に明石さん案件だな~と思った。あとツイン・ピークスの小人はこれをオマったのか、さらに元ネタがあったりするんだろうか、とか。
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