みめい

アル中女の肖像のみめいのレビュー・感想・評価

アル中女の肖像(1979年製作の映画)
4.3
内容がすっと入ってこないところもたくさんあったけど、主人公の佇まいがファッショナブルで凛としていて、泥酔してる時ですら一本の芯のようなものを感じてかっこよかった。本当はめちゃくちゃになってしまいたいのかもしれない。でも彼女の本質が理性的であるからこそアルコールに頼っても結局は狂いきれず、次の酒場を目指しピンヒールで闊歩する(せざるを得ない)人生を歩んでいるのかもしれない。ピンヒールで鏡をバキバキに割っていく場面が忘れられそうにない。
仲良くなったカート押しの女性が浮かれて遊びに興じている時に冷ややかな目で見つめているところがなんか好きだった。謎のパンおじさんは何…?パンフレット買いそびれたので今度入手します。
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