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アル中女の肖像のNSのレビュー・感想・評価

アル中女の肖像(1979年製作の映画)
4.4
タイトルとビジュアルに惹かれ、ずっと楽しみにしていたがやはり大当たりだった。

Pan Am機体のロングショットから始まり、鮮やかなファッションに身を包んだ物言わぬ主人公が空港に降り立ち、「ようこそ現実へ」というアナウンスが流れる。早速酒を飲みまくる彼女の周りには、〝正確な統計〟〝社会問題〟〝常識〟という女3人組がついて回る。これだけで最高。

その後もタベア・ブルーメンシャインの七変化や、カッコいいショットが続くのだが、いかんせん飲んでいるだけなので中盤は少し間延びしている感もあった。ただオープニングと鏡写しになっているかのようなエンディングは素晴らしく、かなり満足度が高い。

傑作。
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