樅

アル中女の肖像の樅のレビュー・感想・評価

アル中女の肖像(1979年製作の映画)
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決まるシーン、カットの決まり方がものすごく、特にラストアル中女が倒れて雑踏に存在を覆い隠された場面から転換して、鏡を踏み割りながら歩く場面になったのがすごかった
アル中女が基本喋らないのがよくて、酒をひたすら飲むことそれ自体が、それによって社会から孤絶しようとも強度を持った社会への抗いのように見えた

統計学とかは三美神のイメージを継いでいるんだろうか、めちゃくちゃ規範の声だったけど、それを全く聞かずにひたすら酒飲んでるのよかったな
樅