ローマに暮らすアベル・フェラーラ監督の70歳手前の作品。
同じくローマに暮らしている（NYとの二拠点生活）友人ウィレム・デフォーが監督自身の役で、監督の自宅も使い、実際の奥さんと娘も出演した自伝的要素含みの作品とのこと。
若妻ニッキと3歳の可愛い娘ディディとローマのアパートに暮らすトマソ。
日常会話は問題なさそうなイタリア語ですが、パーソナルレッスンに通い、演技ワークショップで若者に教え、馴染みのカフェに顔出し、次作の脚本も書き、家事・子育てしつつ、かつて薬物&酒依存症だった（6年前に断った）名残りでセラピープログラムにも通い、部屋ではヨガ/呼吸法に取り組み…と、充実の日々にも見えるが、妻の言動に対する不満が募りだし…
調べて見ると本作の2019年当時、監督68歳、奥さん25歳!?作中では29歳と言ってますが、いずれにせよ加藤茶さん並の歳の差婚ですね。笑
トマソの様々な妄想シーンと異質なフッテージ映像が効いてます。
アベル・フェラーラ監督作、実は初見でしたが、ウィレム・デフォーは多数出演しているんですね。
