ぴあお

ゲキ×シネ「偽義経冥界歌」のぴあおのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

コロナの影響で中止になった舞台公演を
映画館で上映する運びになった本作。

この公演自体行く予定もなく
全然前情報もなかったけど

映画館のスケジュールをみて
なんとなく観劇

そして、、

あっという間の3時間、、
ひたすらに殺陣がカッコよかったな、、
ケレン味強いやつ、好きなんです。


まず本物の義経役の早乙女さん、、
牛若丸がひたすらクズに描かれる冒頭で

え!?
メインの役なのでは!?
大丈夫!?

って心配になるほどヘイトを集める
ソッコーで死んじゃって

生田斗真演じる源九郎に『義経』の座を奪われる。

「とんだ噛ませ犬だな〜」

ってなってたけれども
後半の黄泉帰りした義経、、

前半を余裕でリカバリーしてくる
立ち回りと殺陣で悪者ながら惚れた、、、
カッコ良すぎる、、、

そして地獄軍団の面々
これもキャラクターが立ってて最高だった

敵に魅力を感じるってのは
素敵な事で、、

まるで少年漫画というか
そんなテンションを感じた。

先祖様が最初に出てくるシーンで
なんか『ひょうきん懺悔室』思い出すな〜
って思いながら観てたら

めっちゃ『ひょうきん懺悔室』ネタで
あ、やっぱり?wwww
ってなってニヤニヤしちゃった。

100%勧善懲悪じゃなくて
色んな要素が絡み合って
敵味方がくるくる入れ替わる
ミニどんでん返しで

ずっと楽しかった

それも偽義経の
「合わせ鏡」的な

相手によって自分の存在が違う
色んな面を併せ持つ人間を描いてる様で
良かった!

いのうえ歌舞伎、
ちゃんと観たの初めてでしたが

劇場で生で観たいと思った!!

いやー興奮した!
ぴあお

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