今春のイルファーン・カーン追悼時にインド映画偏差値30台から40台ぐらいまで上げたものの、やっぱり美白剤すっげー映りますやん。とか(なお今年になって商標ごとマーケティング戦略を変えたので当該商品が登場するおそらく最後の作品、ってマメ知識がIMDbに載ってた)殴るんじゃなくてひっぱたくんですね！ とか、焼きそばとチャーハンの比較では焼きそばのほうがダサい(って主人公が力説する)とか、異文化の物珍しさだけで、2時間半の長丁場を過ごすことはできました。
テーマである人身売買や身分制については、韓国映画でおなじみの「儒教に基づく家父長制」がもたらす功罪、とくに後者。みたいなもので、描くにあたって躊躇が少ない世代が徐々に増えてきた段階でしょうし、性急に部外者の目で何か言うところではない、とは思う。
