Tanuki

エイリアンとの交信を追い求めてのTanukiのレビュー・感想・評価

4.0
Netflixで見つけた15分のドキュメンタリー。どこかに存在する宇宙人に向けて30年間もメッセージを送り続けたジョン。メディアは彼を「変人」として消費するかもしれないけど、交信しながら過ごした日々の暖かな記憶、彼が手にした幸せが沁みるほっこり作品

エイリアンにも通じる伝達手段として、ジョンは「音楽」を選んでいて、「なるほど」と思ったんだけど、今思えば『未知との遭遇』を参照した結果だったのかな。しかしあそこまで大規模の交信装置を形にしちゃうのはすごい。資金力ある。

あれだけ大量の大掛かりな装置、一つ一つどんな役割があったのだろう…。望む結果は得られなかったわけだけど、それはジョンにとってもしかしたら重要ではなくて、30年間続けてきたことこそが、「幸せ」だったのかもと。そして「幸せ」の形は1つじゃない。

パートナーの男性と微笑み合うジョンを見て、心底そう思った。(そして、交信がうまくいかなかったとも限らないな…)
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