ゆかちん

スリープオーバー 夜の大冒険のゆかちんのレビュー・感想・評価

2.9
ドタバタファミリースパイコメディ。
安心安全設計で見やすかった!


ボストンで暮らす、ごく普通の家族フィンチ家。
ある日、息子ケヴィン(マクスウェル・シムキンズ)をからかっていじめていた上級生を一喝して退散させた母マーゴット(マリン・アッカーマン)。いじめっ子たちはその様子をこっそり録画してYouTubeにアップロードし、その動画はあっというまに注目を集め、200万回以上の再生数を記録した。
その後、ある夜、突然フィンチ邸に武装した男女が侵入し、マーゴットと夫(ケン・マリーノ)ともども誘拐してしまう。
そのことに気づいた娘のクランシー(セイディ・スタンリー)と息子のケヴィンは、母親が残した手がかりをもとに、親友たちと協力して両親を救出しようとするーーー。



過保護で普通のお母さん、実は昔、犯罪組織に所属していた腕利きの大泥棒!
そのかつての仲間が、最後の大仕事をするのに協力させようと母を誘拐したという。

その事実を突然知らされ困惑する夫と、かつて恋仲だった泥棒仲間であるレオとお母さんの変な三角関係トリオでそのミッションに取り組むのと、
子供達が母の残した手がかりを辿って母たちの居場所に辿り着くまでの過程が同時並行で。

このレオ役をやっていたのがジョー・マンガニエロ。
後で知ったけど、サム・ライミ版スパイダーマンのフラッシュやってた人なんやな!
こんな男前やったっけww
色気たっぷり。でも、その悪そうなのは隠しきれない。

お父さんロン、めっちゃポンコツで情けないけど、どこか憎めなさがあった。
彼がコメディリリーフなんだけど、人によったらイライラ要素かも笑。
どこかで見たことある雰囲気の人やった。

お母さん、綺麗な人!
普通のお母さんの感じと、ドレスアップしてキラキラした感じとの差w
北欧系な雰囲気の人と思ったら、国籍はカナダだけどスウェーデン系なのね。


子どもたち4人がみんな良いキャラして可愛かったな!

母の正体を知り、母が隠した秘密道具や車、あと、お姉ちゃんクランシーの好きな男の子の協力を経て、かつての母の仲間の女性に辿り着くまでの大冒険。
そこからの侵入まで、4人のキャラクターが活かされてて良かった!
姉と弟、姉の親友と弟の親友。
みんな個性があるし、ユーモアなノリもいいし。
それぞれの特徴が活かされてて楽しく見れた!
姉のチェロや、弟の空想癖からの機転のきいたやりとりなど。

さりげに母の証人保護プログラムで監視していた連邦保安官のおっちゃんが可愛かった笑。YouTubeの動画を見てマーゴットを心配して駆けつけてくれてたし、子供たちに誤解されてクリスマスツリーみたいにされても怒り狂うのではなく、トホホなノリで済ましてくれてるし笑。



気軽に見れて、程よくスカッとして、良かった良かったってなれる作品でした。
ゆかちん

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