IMAO

シングル・ガールのIMAOのレビュー・感想・評価

シングル・ガール(1995年製作の映画)
4.5
ヴィルジニー・ルドワイヤンの目線、髪の毛を束ねる手つき、肩からズレ落ちる制服の上着、片手でプッシュフォンを打つ手…そういった彼女の「仕草」だけで映画が構成されているが、何よりも彼女の「歩く」スピードで撮られた映画。その歩くリズムが、映画全体のスタイルを形作っている。(撮影監督はキャロリーヌ・シャンプティエ)
初見は横浜でやっていたフランス映画祭で。監督もヴィルジニー・ルドワイヤンも来ていて、ティーチインで質問した覚えがある。一週間くらいホテルできちんと研修して撮影に挑んだそうで、そういう所はとても丁寧な作り。未だに僕の中ではブノワ・ジャコーの最高傑作。
IMAO

IMAO