umico

ノマドランドのumicoのレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
-


残された人たちの物語

責任、だとか、執着、だとか、未練だとか
モノを持たなくても、背負っているものはたくさんある

それを手放すための、漂流 なのかもしれない

悲しみと願い、そして希望。。。

好きなように生きればいいよ





もちろん、内容も素敵だけど、
いろいろなことを、ぼーっと考えながら見れる映画だった

私は、主人公が赤ん坊を抱くシーンが一番印象的だった


この世で一番重たいもの
それは、赤ちゃん 
彼らは世界一無力で、私たちが手を離せば、死んでしまう
この世で一番重たくて、尊くて、愛おしい者。

いつか、背負う日が来るのだろうか、全く想像もつかない。
私はまだ重さに耐えきれる家を持っていない。
だけど、抱いてみたい。その重さを、感じてみたい。自分と、もう一つの命、二倍の重さを感じて、あるいてみたい。

そんなことを、ふと思った
umico

umico