Sachiko

ノマドランドのSachikoのレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
3.8

なんとも心地よい映画だった。

鑑賞中に何度 欠伸をしたことか。

退屈だとか、眠いではなく
ヨガでリラックス状態になった時に出る欠伸。

いろいろトラブルは起きるが
淡々と対処し
淡々と進んでいく。

「ホームレス」ではなく
「ハウスレス」

今のコロナの時期なら
最高なノマドワークだけど
それとはちょっと違う。

「変わった人」として
みんな同情をしてくる。

大変な時はヘルプして
助けてもらっても
良いのでは?と思ったけど

同情してる人の助けは
上から目線の「施し」

困ってはいるが
施しは受けたくないというのは
わかる気がする。

車が壊れてお金を借りる為
姉の家に行った時

「あなたは変わった子ではなく、勇敢で正直なのね」
(だいたいな感じです)

私も 最近 同じような状況で
胸に迫るものがあった。

あとはガンで余命わずかだと
打ち明けてくれた友人とのシーンで

「綺麗な景色をみてそのまま死にたい」といったのも
私もすごくよくわかるから
自分の状況に当てはまり泣けた。

あとは、結婚しようといってくれた男性の家で
兄弟でピアノの連弾をしてるのを
階段のところから見てるシーン。

幸せの象徴のようなシーンだった。

でも、その後 一人で海に行き
解放された表情はとても印象的。

誰もが、安定が幸せと
思うわけではない。

不安定でも自由が良い人も
いるのだから。


途中から主人公が
ドラマ「朝顔」に出てた時の
大竹しのぶにみえてきたしw

あと、冒頭で主人公が口ずさんでいた歌。

知ってる歌だけど
曲名がわからないまま

私の中でずーっとリフレインしてたw

あと、トイレのシーン多すぎない?

まぁ、リアルだけど。

川?湖?に全裸で
プカプカ浮いてたのは
気持ち良さそうだった。

できないけどね、自分は。
Sachiko

Sachiko