先が見えない人生をどうやって生きるか。
映画やドラマを最近ちゃんと"観"始めた私にはこれが流行りなのか永遠のテーマなのか分かりませんが、、
人生の教訓になる話が多いなと最近よく感じます。
人間は皆同じように不安で、悩んでいる。
どこか不安定に生きている。
主要キャスト2人以外はリアルノマドを起用したらしいですね。全然気づかなかった。。
動画配信が吹替しかなかったので吹替で観ましたが、流石に声はプロの声優さんだから本人達の声も聴いてみたかった。
でも最近の本物を使おう的な風潮はどうなの?とも思う。役者の存在意義。フィクションを創る意味。
ストーリーもお芝居も映像も全部が心地よくて、観て良かったと思いましたが一点だけ…(※以下ネタバレ含みます。)
恐らく監督はこのラストにしたいから、この映画を撮ったんだと思います。
ノマドがどういう人達でどういう生き方をしているのか。
こういう生き方があってもいいじゃないか。みたいな。
私は主人公に感情移入してしまった。
私も先が見えなくて、一人は寂しくて、誰かと繋がっていたくて。
なのに戻らない時間を ただただ前に進むしかなくて。
だから主人公に共感した。けど、
彼女ほど強くないなと思いました。
私だったら彼と一緒にいる方を選ぶ。
彼女にも選んで欲しかったのかな。
選んだ先の未来を映画で描いてほしかった。
きっと幸せは最初だけで
喧嘩が絶えなくなるのかもしれないし
周りの人に優しくされるのが惨めになるのかもしれないし
彼の方が先に死んでしまってまた居場所が無くなるのかもしれないけど
それでも一生独りよりずっと良い。
と、私は思う。
あくまでも今の私はなので、数年後に観たらこのラストで良かったと思うのかもしれないけど、
まだそっちを選ぶ勇気はありません。
私は人と関わっていたいんだなと気づかされた作品でした。笑