2020年 アメリカ 監督 クロエジャオ
WOWOW録画鑑賞
町を支えていた企業が倒産していきなり家を失った女性 想い出の物を詰め込んだバンに乗って暮らす車上生活を始める 思い出の物以外には何も持たない厳しい生活だけど 亡くした夫と生活した想い出の町から離れられない 暖かい南で暮らした方が良いと言われても 実家に戻っておいでと姉に誘われても 気のあった男性に自分の家族と一緒に暮らそうと言われても 夫と暮らした土地で1人で暮らすことを選ぶ
美しい自然を背景に高齢者の多い車上生活者たちの厳しい現実を描きます
出演者も実際の人たちで映画の中で呼ばれていた名前でエンドロールにクレジットされます
映画の中で自給自足の家を建てると言っていた女性は現実でも建てて仲間と暮らしてるそうです
沢山の人たちが集まって暮らしているコミュニティーの大きさにはビックリしました
流石にアメリカは何をするにしても規模が違います
そのコミュニティーの主催者ボブウェルズが言います 「この生活には最後の“さよなら“が無い いつも“またどこかで“と言って 実際にまたどこかで再会する だから私は亡くなった自分の息子にも必ずまた会えると信じている」
そしてその言葉が主人公の心を大きく動かしました
厳しい現実を目の前に突き付けられながらも 美しい映像と暖かいストーリーに癒される良い映画でした
