こっふん

ノマドランドのこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

ノマドランド(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

2024年 94本目

・将来、老後を強烈に考えさせられた。自分はかなりの不安症なので、作中ずっと焦燥感に駆られて落ち着かず、結構しんどかった。リアルすぎる。あまりに人生すぎる。
・自分は不安定を極度に恐れていると確信した。ノマドのように、仕事も住む場所も転々とする生き方は絶対できない。今の自分の人生の理想は、やっぱり一つの場所に腰を据えて、家族と暮らすことだなと思った。
・放浪する人たちって、自分たちの芯があって、偏った考え方で、近寄りがたいイメージだった。作中のノマドたちがまんま自分の想像通りで、ちょっと自分とは相容れない生き方だと思った。
・いつか自分にも、もう十分、ここで死ねたら幸せって思う瞬間がくるんだろうか。死ぬ時に後悔しないように生きたいけど、どうしたら後悔しないかなんて、死ぬ時にならないと分からんだろと思う。人生ムズい。
・大自然の映像は見事。ただ広大な風景で、より孤独感が強調されて寂しさを感じた。
・亡くなった大切な人との向き合い方を学んだ。思い出は生き続ける。
・もっと人生経験を重ねてからまた観たい。
こっふん

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