ノマドランドの茅野のネタバレレビュー・内容・結末

数日かけて空いた時間にチビチビ観た。非常に高評価の映画。
原作はノンフィクションとのこと。ノンフィクションだからこそ意義があるという側面と、これが現実なのか……という気持ちと半々。

リーマンショックなどで「ハウスレス」になってしまった60代の女性ファーンが、キャンピングカーで季節労働をしながら逞しく生き抜くロードムービー。
どう考えても辛い境遇なのに、映画の作りとして悲壮感は余りなく、いい事か悪い事かわからないけど、「強き女性ファーンかっこい〜」みたいな気持ちで観れてしまった。おじさんが惚れるのもわかる。
しかしまあ、この境遇に陥るのは彼女みたいな強いひとだけではないだろうしなあ。

行く先々で出会う「ノマド」仲間との交流も素敵。皆それぞれ事情を抱えているけど、逞しく、お互いに支え合う。
美談として消費もできてしまうけど、でもやっぱり社会制度としてこれじゃダメだよな、とは思う。

砂漠など、自然の風景も美しい。