しーかず

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償のしーかずのレビュー・感想・評価

3.7
窃盗で捕まりFBIと取引して「ネズミ」になったウィリアム・オニールを描いた伝記映画。全体的にカリスマ党首ブレッド・ハンプトンを演じたダニエル・カルーヤが素晴らしい。その話術や立ち振る舞いでいかに彼がカリスマであったかが伝わってきた。相変わらず素晴らしい俳優。内容としては黒人差別や権力の問題という非常に胸糞悪いものがテーマになっていて、作中に善人がいるのかよく分からなくなる作品だった。良くも悪くもオニールの葛藤が弱く感じた。結構FBIに心を売り続けていた。
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