ヘラルドスクエア

アイダよ、何処へ?のヘラルドスクエアのレビュー・感想・評価

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)
2.7
面白い…と言ってもいいのかな。
重すぎる現実ですが。
かなり大規模な制作で、一大スペクタクルのようなエンタメ性もあります。
現場の惨状を映画として見せることに成功していると思います。

国連最大の汚点の一つ。
それにしても国連軍の無力さ加減がよく分かりますね。
国連軍とはいえ実体は無能なオランダ軍でした。
どういう指令系統なのかは知らんけど、前線に丸投げの国連本部てのはどうなのかな。
この作品で見る限り、国連軍がジェノサイドに積極的に協力しているとしか思えないんですけど。
規律や規則を重んじるといえば聞こえはいいけど、まぁ融通が効かないわけで、保身を捨てて英断を下せるヒーローは一人としていませんでした。これが現実か。
かあちゃんだけがあちこち奔走して…。
悲しみの中に威容を誇る人間の表情は印象的でした。