戦時下に撮られた無言日記として観れる上質なスローシネマ100分。最高です
ファーストカットから音響で嘘つきまくってて面白い事をしようという気概が感じられて好感。ラストカットだけは『殺人の追憶』のポ…
公開時に気になっていたけれどそのままになってしまい、WOWOWで観た。やっぱり映画館で観るべきだった、と思う作品だった。もし機会があれば映画館で観たい。
映像があまりにも美しい。夜想曲と題するだけ…
説明が一切入らない
しかしそれは当然である
彼らは語られるために生きているわけではないから
彼らは彼ら自身の生を生きているのであり
物語化されるために生きているわけではない
母親たちの嘆きの声
I…
シリアやイラク、レバノンなどの国境で撮影したドキュメンタリー。登場人物の姿だけでなく、想いまで映像に取り込めていた。
息子が亡くなった独房で、母親や関係者の女性達が嘆きの言葉を語る場面から始まるのが…
このふたつのドキュメンタリーが欠けてしまえば今後10年間、2020年代の映画のイメージは間違いなく貧しくなっていきそうな気がする
原一男「水俣曼荼羅」
ジャン・フランコロージー
「国境の夜想曲」…
言葉や形式的で分かりやすいストーリーでは表現できない、明言できないような本来の人々の生活がいかなるものかを見せてくれた気がした。
日常においては異物であるカメラを通した映像表現で、ここまでありのま…
このレビューはネタバレを含みます
太陽や水面、人の吐息や寝息の音がとても美しくてやさしくて、リアルなのにどこか遠い綺麗な世界を見ているような初めての感覚...
戦争がある場所の映画を見ているのだから、もっと辛い描写があるものでは、…
同じ日に『ニッポン国古屋敷村』で小川紳介さんの饒舌を浴びた後だったので、ここでの撮り手の寡黙さが余計に印象的でした。
イラク、シリア、リバノン、クルディスタンが国境を接する混濁の地を巡りながら撮り…
このレビューはネタバレを含みます
『国境の夜想曲』鑑賞。原題の"Notturno"はイタリア語でノクターン、夜想曲の意味。イラク、シリア、レバノン、クルドを舞台にしたドキュメンタリー。世界市民的な視座で描いた中東地域で起きていること…
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