のすけ

国境の夜想曲ののすけのレビュー・感想・評価

国境の夜想曲(2020年製作の映画)
3.0
イラク、クルディスタン、シリア、レバノン、ISIS以降の国境地帯に暮らす人々を映すドキュメンタリー。
ナレーション無しの作りで、観る側もイマジネーションを要求される。
本作から刺激を得られるのはテキストの報道のような知識や物語ではなく、フォトグラフィックな体験質の補完。
戦争の被害者、壊れた街について知識を得ることはできても「音、色、匂い、肌触りがわかるか?」っていう。"観て楽しむと"いうより"後で思い出す"映画かもしれない。
シンプルに物語を楽しみたいって人には不向きかもしれないけど、画の美しさも印象深い。
のすけ

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