えにし

国境の夜想曲のえにしのレビュー・感想・評価

国境の夜想曲(2020年製作の映画)
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計20分ほど爆睡かましてしまったので感想を語る資格がないような気もするけど、戦火の隣で生活を営む人々のようすをとらえた映像を通して戦争/紛争のやるせなさを表現した映画で間違いないのだと思う。
背の高い水草が生えている湖だか川だかで漁師が手漕ぎ舟を漕いでいるのがオレンジ色の光に照らされているシーンを例のごとくまぶた半開きで観ていたので、うわ夕焼けやべえめちゃくちゃ綺麗やんけ!と思って目を見開いたら実は(実はも何もないけど)夕焼けじゃなくて、光の正体が街から立ちのぼる炎だったのがかなり衝撃的だった。バイアスがかかってたぶん余計に。人の頭部を切り落としてたとか、逃げる人々を捕まえてまた監禁したとか。そういう話がISISの監視下にあった子どもたちの口から語られるシークエンスは息が詰まる心地で、たとえ殺されずとも彼らの未来に多大な影響を及ぼすことが必至であることを考えていたら脅かすことでしか守ることができないのかよ…とHEIWAの鐘みたいな気持ちになった。おっ寝た割には割と感想書けたな、と満足したのでこの辺で…。
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